ここ数年、登山SNSなるものを頻繁に使わせてもらうようになって、色々な方の山行記録を拝見しているとバリエーションルート、略してバリルートと言う言葉を意外と良く目にする気がします。

 それらの記録を読んでみると、一般登山道以外の”場所”を歩いた場合、その軌跡をバリルートと呼んでいるようである事が理解できてきました。

 登山者と言っても色んな背景を持った登山者が居て、それによって解釈が変わってくることは想像に難くないのですが、バリエーションルートと聞くと、いわゆるアルパインクライミングのような”攀じる”登山(や沢登りなど、ロープとハーネスが必要な登山)の事を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。実際にググってみるとそのような解釈も健在なようです。

 という事で、古くからの意味で使われるバリエーションルートを”バリエーションルート”と、昨今の登山SNSなどでトレンドのバリエーションルートを”バリルート”と呼んで区別して、この記事を書き進めたいと思います。

 私のこれまでの理解だとバリエーションルートはアルパインクライミング系のイメージが強くて、ちょっと古いですが「チャレンジ!アルパインクライミング」だとか「日本のクラッシックルート」、それこそ白水社の日本登山体系に出てくるルートというイメージでした。その程度の定義で個人的には特に困っていませんでした。


 言葉は生き物であると聞いたことがある気がするので、一般登山道以外の”場所”を歩くと、そこをバリルートと呼ぶことが定着しているのであれば、幸いな事に山行記録を読めば、それがバリエーションルートなのか否かの判断は容易なので何ら困る事ではなさそうです。が、しかし。ではバリルートとは何なのかが判らないという事に気が付いてしまうのでした。

では、ちょっと視点を変えて、そもそも一般登山道とはどんな道なんだろう・・・?
 山と高原地図(昭文社)に載っている道?
 登山詳細図(吉備人出版)にコース赤として載っている道?では紫がバリルート?
 国土地理院地図に載っている道?
 登山SNSの登山計画機能で出てくる道?
 観光パンフレットのようなコース案内に載っている道?

と書いては見ましたが、多分どれも不正解ですよね。考えても正解がないことは薄々気付いてます(笑)

【2022/10/15 三つ峠を題材にした”バリルート”定義例を削除。そして、とても分かりやすく考察されている「ひとり山岳会 片雲の風さんの記事を見つけたので、文末にそちらのリンクを追加。この記事中にあるリンクも是非。】

 バリルートという概念を知らなかった時は、そんな分類を考えたこともなかったですが、昔から(私の中に)ある概念に当てはめようとやはりなかなか難しい。まぁ今この瞬間答えが出ることはありませんね。ただ、最近はYouTubeに動画をアップしていることもあって、動画中でどう表現すれば良いのかな、というが目下の悩みどころです。



 ちなみに、バリルートの事をマイナールートと呼ぶ場合もあるようです。個人的には現状を踏まえると”マイナールート”の方がしっくりくるかなぁ。。

 最後に、バリルートや一般登山道の定義をご存じの方がいらっしゃれば教えて頂けると嬉しいです。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

【2022/7/23 追記】
ヤマレコで熱い?議論がされていたのでリンクを貼っておきます。

https://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=4813

【2022/10/15追記】
ひとり山岳会 片雲の風 「バリエーションルートってどんなルート?」

最後まで読んで頂きありがとうございます!