■はじめに■
今回は阿蘇の高岳と中岳に登りました。阿蘇山は阿蘇五岳に代表されるピークと外輪山の総称との事ですが、今回は仙酔峡からその最高峰の高岳とお隣の中岳を周回します。 阿蘇山と言えば思い浮かぶのが噴煙たなびく荒々しい火口かと思いますが、仙酔峡はそれとは反対側に位置します。が、仙酔尾根は火口の迫力とはまた違った、大きな空間と広大な展望を楽しめる素晴らしい尾根でした。
事前調査不足で火口東展望所への道は通行止めと勘違いしてしまい、迂回ルートから下山の周回コースですが、火口東展望所は後日山上広場側から登った際に立ち寄っていますので、よろしければそちらの記事もご覧ください(追って公開)。
今回はNHさんと一年半ぶり位の再会でしたがあまりゆっくりお話もできずに出発です。NHさん、今回もありがとうございました!
■個人的な感想■
【仙酔峡駐車場→仙酔尾根分岐】
駐車場で、もはや素晴らしい景観。鷲見平からの展望で既に満足(笑)
鷲見平の先まで舗装路が整備されていますが、ちょっとした鞍部から先が登山道になります。ここから火口縁まで続く長大な尾根を登りますが、背後には常に遮るものの無い広大な空間が広がっていて、左手には高度を上げるにつれて迫ってくる鷲ヶ峰、右手は中岳へ連なる斜面が広がる最高のロケーションが続きます。
【仙酔尾根分岐→高岳東峰】
火口縁に上ると高岳東峰に向けて左に進みます。ここでも左手は広大な展望が、右手には高岳の火口が広がる気持ちの良い道が続きます。
【高岳東峰→高岳→中岳】
高岳東峰では、天狗の舞台で鷲ヶ峰の猛々しい姿を見おろして、霞んで幽玄な雰囲気をまとった根子岳をしばし眺めたら、仙酔尾根分岐まで戻ります。仙酔尾根分岐から高岳・中岳の道も、景観と展望に事欠かない気持ちの良い道が続きます。阿蘇山最高峰の高岳を過ぎて中岳に着くと眼下に火口が。圧巻の景色が広がります。
【中岳→仙酔狭駐車場】
今回のコース取りでは、いわゆる”阿蘇山の火口と言えばこれでしょ”と思われる中岳の火口は中岳の山頂からしか見えないです。中岳から火口東展望所へ進めばずっと火口を眺めながら歩くことができますが、今回は迂回ルートを下ります。迂回ルートは火口の展望こそないものの、火山の景観に囲まれたその独特の雰囲気は、これはこれでまた魅力的なものでした。途中で仙酔狭から火口東展望所に続く舗装路と合流して、舗装路と言えどなかなか歩き応えのある道を下って仙酔狭に戻ります。
■動画■
詳しい様子はぜひ動画をご覧ください。下のサムネイルをクリックするとYouTubeの画面が開きます。
