|はじめに|

山梨県の御坂山塊にある釈迦ヶ岳と黒岳を歩きました。釈迦ヶ岳と黒岳は富士山山麓の河口湖近くにある山梨百名山の一つです。
今回は鳥坂峠から釈迦ヶ岳を目指して黒岳に登ります。黒岳から先は大石峠まで進む予定でしたが、新道峠が工事のため登山道立ち入り禁止だったので、すずらん峠から下山しました。工事は2021年の夏ごろまでかかるようです。
タイトルの写真は、破風山の少し先の登山道からのから富士山の展望です。

|コースの動画|

オープニング約30秒の後、コースマップの紹介があります。
前編で鳥坂峠から釈迦ヶ岳、後編で釈迦ヶ岳から黒岳までを歩いています。

|コースの詳細|

GoogleMapですずらんの里入り駐車場と表記されている719号沿いの駐車場に車を停めて6:30にスタートします。ちょうど、単独の方と駐車場前の道路で少しお話しさせて頂いたところ、釈迦ヶ岳から鳥坂峠を回るとのこと。「ではどこかでまたお会いしますね。」といって別れました。
駐車場からしばらくは集落の中を歩きます。

諏訪神社を過ぎて、大きな道(笛吹市川三郷線)に出たら、そのまま新鳥坂トンネル方面へ歩きます。新鳥坂トンネルに着いたら左の旧道に進みます。落石などで朽ち果ててきた感のある旧道を進むと、今は塞がれている旧鳥坂トンネルの入り口手前辺りから、登山道に入っていきます。登山道に入って少し登ると鳥坂峠に到着です。

鳥坂峠から少し進むと結構な急登が始まります。登りきると電波塔が立つ開けたピークに出ます。

木が伐採されていて、気持ちの良い場所なので休憩にも良さそうですが、まだ歩き始めたばかりなので行動食を軽く補給して先を急ぎます。
電波塔のピークから先は、小刻みなアップダウンを繰り返しながら高度を稼いでいきます。鳥坂峠から釈迦ヶ岳の間は、道標などがほとんどないですが、赤布はしっかりついているので、見落とさないように進みます。この日も沢山の落ち葉で踏み後が判らなくなったり、岩稜帯で進路を見定めたりと、漫然と歩いていると???となるかもしれません。
おおよそ8:00に1276ピークを通過して8:30頃に金岩で行動食をつまみます。金岩の手前に少し道が不明瞭な急登(岩稜)が出てくるので、ここは気を付て登ります。急登が終わって少し進むと金岩(だと思うところ)で、ちょっと痩せ気味の小ピークです。

さて、少し先に進むと今朝駐車場脇でお話した単独の方が向かいから歩いてきました。ここまで、誰とも出会っていないので、今日はこの尾根を歩いているのは、この二人だけかもしれないなぁ、などと考えながら歩きます。少し情報交換をさせて頂き先に進みます。
ブナなどの森が続きますが、変化に富んだ木々が常に目を楽しませてくれます。飽きることはありません。神座山も気持ちよく通過して、

すずらん十字路の分岐辺りでは、釈迦ヶ岳の特徴的な山容も間近に迫ってきます。
釈迦ヶ岳直下は急登が続きますが、登るに従い開けてくる展望がやる気を持ち上げてくれます(笑)。ひと頑張りして9:48に釈迦ヶ岳山頂に到着。

山頂では360度の展望を満喫します。私が登った時点で単独の方1名が山頂に居たので、少しお話させて頂いていたところ、新道峠は登山道立ち入り禁止になっていると教えて頂きました。ということは、大石峠まで行けないということですが、とりあえず黒岳まで行って考えることにします。
釈迦ヶ岳から先は人が増えます。急な下りが落ち着くと、また木々が美しい尾根を進みます。10:30に府駒山を通過して更に進むと、気が付けば左手に林道が並走してます。ここまでくれば、すぐに日向坂峠のゲート前に出ます。府駒山から15分程度でしょうか。

ここで、初めて噂の張り紙を確認。新道峠の状況を具体的に理解します。こんな掲示は鳥坂峠には無かった。。。けど、まぁそうですね、だからここにあるんです。この時点でもまだ行ける所までは行ってみようという思いで、黒岳に進みます。思ったよりも長い登りにハァハァ言いながら、そしてきれいな木々に癒されながら登っていくと、御坂峠からの道と合流します。

右に進めはもうそこは黒岳の山頂。11:40頃到着。

山頂は展望がないので、そのまま展望台に進みます。展望台では3パーティほど休んでいました。↓展望台から。

私もエネルギー補給して写真撮って休憩して、破風山に向けて進みます。

こちらの尾根もきれいな尾根です。すずらん峠を過ぎると程なく破風山ですが、こちらの頂きは、地味な感じ(笑)。

更に先に進みます。と、展望が開ける一角があって、富士山とこの先の新道峠が見渡せました。あれが新道峠か。バリバリ工事中ではありませんか。(写真では小さくて、良く見えないですね。。)

ということで、派手な工事現場を通り抜けないと先に進めそうにない現実をやっと理解。そそくさとすずらん峠に戻って、すすらん群生地に下ります。途中でずるっと行ったら痛そうな場所がありますが、真新しいトラロープがあったので安心。すずらん群生地の下の駐車場からは、完全なアスファルト道の歩き。左に見えている尾根を眺めながら車まで歩いて戻ります。

新道峠は通過できませんでしたが、鳥坂峠から釈迦ヶ岳までの静かで美しい尾根、そして釈迦ヶ岳と黒岳からの素晴らしい展望と、とても良い山でした。新道峠の工事が終わっても同じコースの周回はしないかもしれませんが、そのうち黒岳から大石峠までの尾根は歩いてみたいと思います。

以上でおしまいです!

|山行データ(参考)|

時間7時間46分
移動距離19.6km
累積標高1,648m
YAMAP

最後まで読んで頂きありがとうございます!