■はじめに■

煤ケ谷を起点に、大山と大山三峰山に登ってきました。谷太郎沢の美しさと唐沢峠から大山までの尾根の気持ちよさが印象に残った山行でした。
タイトルの写真は、谷太郎沢に入って程なく出てくる木橋の風景です。

■コースの概要■

煤ケ谷から大山に向かうには、まずは谷太郎林道を延々と歩きます。でも林道の終点から谷太郎沢沿いの道は、長い林道歩きの価値はありました。不動尻まで沢の雰囲気を堪能しますが、不動尻から先は杉林の急登が待っています。唐沢峠からも登り基調で前半は痩せた尾根で崩落ヵ所に鎖が張ってありますが、後半は大山山頂も見えてきて気持ちの良い尾根が続きます。不動尻分岐までは、数人とすれ違っただけでしたが、ここからは賑やかになります。最後のひと頑張りで大山山頂へ。

大山山頂からは往路を唐沢峠まで戻ってそのまま尾根伝いに進みます。大山側の不動尻分岐から三峰山側の不動尻分岐間は山と高原地図では破線ルートなので、赤布はほとんどなく踏み後も少し判りにくいです。三峰側の不動尻分岐から先は三峰山まで鎖場と梯子が続く痩せた尾根なので、気を付けて進みます。三峰山の山頂は狭く、他のパーティが居る場合は長居はできないかと思います。三峰山山頂を過ぎてしばらくは痩せた尾根が続きますが、その後は普通の尾根道になって、あとは煤ケ谷までひたすら下ります。

■コースの動画■

■コースの詳細■

↓煤ケ谷から谷太郎林道を進んで大山へ。大山からは三峰山に向けて時計回りに周回します。
※大山側と三峰山側の不動尻への分岐間は2020年版山と高原地図では破線ルートです。

↓車は道の駅清川に停めさせていただき出発します。すぐに煤ケ谷のバス停があります。

↓しばらくは谷太郎林道のアスファルト道が続きます。途中で幾つかレジャー施設があります。

↓谷太郎林道の終点。数台の駐車スペースがあります。この日は車は2台しか停まっていませんでした。

↓谷太郎沢に入っていきます。谷太郎沢から林道終点を振り返って。既に良い雰囲気です。

↓谷太郎沢のカンバン。風情がありますね。

↓きれいな水。幾つもの橋と堰堤を越えながら沢沿いを進みます。

↓広沢寺方面からの林道との合流点。トイレ?があります。

↓林道を進むと不動尻。この橋は車両通行止めですが、朽ち果てつつあって人が渡るのもちょっと怖かったです。

↓時期を過ぎたミツマタを横目に杉林の急登に突入します。

↓写真がこれしかありませんでしたが唐沢峠。写真の手前にテーブルとイスもあります。

↓ここから先は動画ばかり撮っていて写真がほとんどありませんでした。気持ちの良い尾根が続きます。ここまで来ると大山も見えています。

↓不動尻分岐。ここで人が増えて一気に賑やかになります。

↓不動尻分岐のカンバン。(今回登った谷太郎林道ではなく)広沢寺方面からの詳しい説明が載っています。

↓大山山頂。相変わらず大人気です。

↓大山を後にして三峰山に向かいます。大山から不動尻分岐、そして唐沢峠と往路を戻ります。この辺りは景色良し、テーブルあり。

↓唐沢峠から三峰山までは、登ってきた巻道ではなくそのまま尾根を直進します(山と高原地図の破線ルート)が、ここでしばし地図と格闘。覚書で概念図を以下に(個人作成の絵なのでご参考まで)。

↓不動尻から、大山側の不動尻分岐を登ってくると唐沢峠への巻道があるところがポイントでした。地図によっては明確に書かれてない場合があるようですね。正式名称が判りませんが、ネットで出てくる”不動尻分岐”のキーワードも混乱の元でした。

↓大山側の分岐から三峰山側の分岐に着きました。ここから先は三峰山の登りで鎖場などの痩せたガレ場を登っていきます。

↓三峰山に到着。高校の部活と思われる10人ほど?のパーティで賑わっていました。他の登山者にも気をつかう礼儀正しい皆さんでした。

↓三峰山を後にして先に進みます。この看板までは鎖場や急な階段が続きますが、ここから先は、尾根も広くなって歩きやすくなります。

↓煤ケ谷方面に進みます。

↓新緑の季節の予感。

↓桜は散ってしまっていますね。

↓集落まで下ってきました。ここで大きな蛇と遭遇。1mほど先の足元をガサガサと逃げていきました。踏まなくてよかった~。

↓お寺の木(何の木でしょう??)がきれいです。あとは集落の中を進めば程なく煤ケ谷のバス停です。

今回登った谷太郎沢沿いの道は「そう言えば丹沢と言えば沢があった」と改めて思わせてくれる良い道でした。唐沢峠から大山までの気持ちの良い尾根も印象に残る道でした。歩き応えもある、なかなか充実した山行となりました!

■山行データ(参考)■

時間7時間5分
移動距離17.9m
累積標高1,796m
YAMAP丹沢 大山と三峰山

■駐車場■

最後まで読んで頂きありがとうございます!