■はじめに■

個人的に結構お気に入りの鍋割山稜についてです。鍋割山稜に行くには私は以下のコースを使います。なんとなく反時計回りです。

↓大倉バス停から大倉尾根を登って、余裕があれば塔ノ岳へ。金冷シから鍋割山までが鍋割山稜のセクション。鍋割山からは二股へ下って、長~い西山林道を歩いて大倉に戻ります。マイカーであれば表丹沢県民の森駐車場からスタートもありですが、大倉尾根を絡めるのは辛いです。

■コースの詳細■

鍋割山稜は多少アップダウンはありますが、木道が整備されていて歩きやすい道です。大倉尾根から鍋割山稜に進むには、金冷シで分岐を左に進みます。大倉尾根の喧騒をよそに、金冷シから先は静かな尾根歩きとなります。何より、ブナに囲まれた美しい登山道がたまりません。秋には紅葉も楽しめて歩いていてとても落ち着く大好きな道です。

コースタイムは、鍋割山稜の金冷シ~鍋割山まで約1時間。アクセスは大倉尾根からが一番判りやすいです。とはいえ逆コースも決して判りにくい訳ではありません。大倉バス停から西山林道を進んで二股から後沢乗越経由、あるいは二股から小丸尾根経由という選択肢もあります。小丸尾根は、鍋割山稜の中間地点(より少し金冷シ寄り)になり、登山道もそれなりに整備されているのでエスケープルートにも使えますが人は少ないです。
いずれにしても周回コースになるので、余裕があれば鍋割山稜だけでなく塔ノ岳・鍋割山と併せて楽しむのが良さそうです。

鍋割山稜はきれいな森が続くが故に、展望が開ける場所は意外と限られています。その中でも穴場の展望エリアが小丸尾根分岐です。鍋割山稜から少しだけ外れて小丸尾根方面に進んでみて下さい。天気が良ければ相模湾・箱根・富士山が一望できます。静かで落ち着く場所です。人気の鍋焼きうどんも悪くはないですが、私はこちらで展望を楽しみながら持参したおにぎりを静かに頬張る方が心が休まります(笑)

2021年3月 記

■写真で見る■

↓なだらかなで気持ちの良い尾根道。

↓しっかりと整備された木道。途中、急な階段もあります。

↓倒木もまた趣があります。

↓鍋割山手前の階段。

↓美しい木々。。

↓秋の景色。夏は緑、秋は紅葉が楽しめます。

↓小丸尾根分岐からの眺め。丹沢定番の江の島などの相模湾、箱根、愛鷹、富士山がぐるっと見渡せます。

■登山の動画■

↓8月の夏の時期の鍋割山稜です。どぴかーんの晴れではなかったのですが、しっとりとした森の雰囲気もまた良しでした。

↓10月も終わろうかという時期の秋の鍋割山稜です。完全な紅葉には少しだけ早かったですが、それでもきれいな紅葉でした。コースは大倉からではなく、表丹沢県民の森駐車場からスタートして、二股から小丸尾根に入っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。